日曜日に新英米文学会の大会のシンポジウムを聞きに弘前に行ってきました。東京を離れてからは例会に参加することもなく(ということは、10年近くのご無沙汰である)、大会にいたっては全然参加したことがなかったので、いつも以上に身を縮こませて場の空気を探りながら耳学問をしてきました。
シンポジウムのテーマは「アメリカン・ニューシネマ」。アメリカン・ニューシネマ/ニュー・ハリウッドとは何ぞやというところから、それぞれの登壇者が『タクシー・ドライバー』、『ワンダ』(バーバラ・ローデン監督・脚本・主演)、『イージー・ライダー』を軸に発表。
情報量が多く、勉強になりました。「それぞれの作品についてもっと突っ込んだ話をしてほしい」と思う方もいたかもしれませんが、この分野にもともと疎いうえに例会にも参加していなかった私のような者にとっては「アメリカン・ニューシネマ」とは何ぞやというところから話を始めてもらえたのは本当に助かりました。勉強になったと言えば、最近の映像作品では「ブロマンス」(brotherhoodとromanceを掛けあわせた造語)なる男同士の関係性が描かれることが増えているということを、恥ずかしながら初めて知りました(ホモソーシャルな絆と何が違うんだろう?とも思いましたが[実際Wikipediaだと「ホモソーシャルな親密さの一種」と説明されてるし…])。
研究会等々に顔を出して刺激を受けつつ頑張っていきたいものよと思いつつ、うさぎのお給仕のために会場をあとにしたのでありました。
<おまけ>
青森と言えば、イギリストースト(東北ではおなじみで、出しているのは青森の会社)。本場青森ではスタンダードなマーガリンシュガーの以外もあるということを知りました。そんなわけで、青森ならではなのカシスが入ったものをいただきました。
コメント