異動時を思い出す

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10月になりました。学事暦の変更でまだ授業は始まっていないため(勤務校では来週から対面で授業が開始となる予定)、某申請書書きを中心にデスクワークを続けています。

そろそろ授業の予習をしなければ…と思いつつデスクワークを続けている私の隣の部屋では、同僚が研究室の片付けに勤しんでおられます。数十年分の資料や備品を運び出さなければいけないわけなので、図書館などに移動させるものにしろ、ゴミとして処分するものにしろ、それはもう大変な量のようです。作業に励む同僚の姿を見ていると、3年前に前任校を出てきた時のことを思い出してしまいます。

面接が1月(ということは割愛が出たのは2月)だったため異動に伴う引き継ぎ・引っ越し(家と研究室)・着任に伴う各種事務作業を2・3月に一気にやらなければならなくなりました。異動先が近県であれば、5月あたりまで家を借りておき休みに戻ってきては片付けるということもできたかもしれません(同時期に転出が決まった前任校の同僚はその手を使ったらしい)。しかし、私の場合は本州の端から端という規模の移動で時間もお金もかかりすぎるということで、その手は使えませんでした。そんなこんなでてんやわんや状態で2月と3月を過ごしたのですが、結局は研究室の片付けまで手が回らず、仲良くしてもらっていた職員さんに後を託して夜逃げ同然で出てきてしまったのです。家だけではなく研究室についても物を増やしすぎてはいけないと強く思ったのでした。

その場を離れることになった時のためにというのもあるけれど、仕事中の無駄をなくしたい(物の管理がしきれないためにやたらと探し物をするといったことが頻繁にあってうんざりしている)とか、そもそもホテルのような物のない空間に憧れがあるといった理由もあって、ミニマリズムのようなことができればいいんだけど…とは思っています。思ってはいるんですが、なかなかそうはいかないのが現実なのであります。いやはや。

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